次々と発売されるカメラやレンズを手に入れてしまいたい、という浮かんでは消える煩悩と向き合うためにブログを書いています。
たまに欲望に負けて買ってしまいます。
2024年の目標は、これ以上カメラもレンズも買わないことです。

EOS R6 Mark II + EF 40mm F2.8 カメラJPEG @小雨の中、動物園へ。
家族ばかり撮っていて、まともな公開可能な写真がないな。。


CANON EOS R6 Mark IIをお迎えしてから約一か月半ほど経った。
ちょっとしたお出かけなどに連れて行っているものの、実はまだR6 Mark IIのすごさが身に染みて体感できるまでには至っていない。RFレンズのしかもLレンズを使わないと本領発揮できないのかなとも考えているが、今使っている状況での感想を書いてみます。

<目次>
1.質感や外観、使い心地の印象
2.撮影画質に関して
3.メニュー操作やボタン操作、カスタマイズに関して
4.連写・オートフォーカスに関して
5.動画に関して
6.現時点での総評


1.質感や外観、全体の使い心地の印象
キヤノンのRFマウントのフルサイズミラーレスというと、RPを一時期使っていたことがあるが、大きさとしてはRPより一回り大きい感じ。グリップが持ちやすい。大きさや重さのバランスはフルサイズとしてはちょうどいい。ただし、EF-Rマウントアダプタ経由でEF 24-105mm F4Lを装着した状態で使うとレンズとのバランスが悪いなと感じてしまう。このあたりは、RF 24-105mm F4Lは持っていないので比べられないが、RFレンズのほうがバランスがいいんだろうなと想像する。

他メーカのボディと比べた印象では、ソニーのα7シリーズは角ばっていてぶつかると傷がつきそうとか痛そうという印象があるが、R6 Mark IIは丸くて優しい感じがするのでそのあたりは気に入っている。

EVFを覗くととても鮮明。綺麗。α1よりも気持ちいい気がする。おそらくだが、画素数の問題ではないんだろうと思う。

メカシャッター音も小気味良い。電子シャッターは普通。40連写時の電子シャッターは何事かというような音がする。

SDカードが2枚使える。PCとカメラ本体をUSB接続すると1つのメディアとして認識されるので便利。片方に静止画、片方に動画と記録方法を分けている場合でもPC接続時のコピー漏れがないのがよい。

USB-Cによる充電ができて便利。バッテリのもちもよい。

RFマウントレンズは以外とでかい(径が太い)。RF50mmは小さいけれどRF35mmになると「おおぅ」という印象。

アダプタ経由になるが、小型のパンケーキEF40mm F2.8が結構ベストに近い組み合わせなのではと感じている。


2.撮影画質に関して
R6 Mark IIのカメラJPEGがとにかくきれいなのでへたにRAW現像する必要がない。Lightroomで自分で現像すると技術が足りずカメラJPEGに追いつかないので本領発揮できていない。キャノンの現像ソフト、DPPで現像するともっとよいのだが、マシンパワーが必要で時間がかかるのでまあまあ大変だ。追い込むより撮って出しJPEGで済ませて寝る時間を稼ぎたいのが最近の本音。高感度画質もカメラJPEGでのISO10000などでも大変すばらしい。画素数も2400万画素でも十分と最近では個人的に思う。家族を撮るためとしては大変満足している。

RFレンズはLレンズではなくてノーマルのSTMしか使っていないので、RFレンズ素晴らしい!!という印象はまだない。EFレンズの少しレトロな感じになる写りのほうが好きかもしれない。
まあとにかく、EF40mm F2.8 STMが素晴らしい。


3.メニュー操作やボタン操作、カスタマイズに関して
メニューはタッチ操作ができてとても気持ちが良い。メニュー構成もどこに何があるかとても分かりやすい。ただし、Qボタンで呼び出せる項目に、メカシャッターと電子シャッターの切り替えがないのが不満。

ボタンカスタマイズでは、M-fnボタンにはドライブモードの設定でワンショット・連写切り替えを設定。
動画ボタンは拡大。
AF-ONボタンは測光・AF開始のサーボ。
*ボタンは測光・AF開始の中央一点ワンショットでトラッキングオフ。
AFフレームボタンはモニタの明るさ。
SETボタンはISO。
これで一通りできる。
なぜRATEボタンがカスタマイズできないかが謎。

また、背面ボタンが左右上下を押すことができないので、押せてもいいんじゃないのと思わなくもない。慣れたら回すほうがはやいんでしょうか。
カスタマイズに関しては必要十分という感じです。

著作権設定がON/OFFできるとよいが、設定か削除のみ。オールドレンズ装着時に著作権情報を使ってレンズ名を入れるのに使っているのでちょっと不便。


4.連写・オートフォーカスに関して
オートフォーカスに関しては、実はEOS R10で新型AFについてはそのすごさをすでに体感済みだったので、R6 Mark IIがそれより良くなったかといわれると同等レベルではという印象。R10でも十分認識はすごかった。R6IIも同様にすごい。R10の時点でも、目の前で高速に動作する被写体(ブランコに乗った長女)にもバシバシピントが当たっていたので、ちょこまか動き回る子供たちを撮るのに必要十分。

なお、SONY α1を凌駕していることを期待して比べてみると、人物を見つけて瞳にピントが当たるまではR10/R6IIが勝っていると実感している。しかしながら、ピント当たった後の食いつきはα1のほうがR10やR6IIよりさらに二段ぐらい上の印象。
例えば部屋の隅からカメラまで突進してくる長男を撮影すると、α1+FE24-70mm F2.8 GMIIにおいて、30fps連写で瞳にピントが当たってから手前に来る最後までずっと瞳にジャスピンだが、R6II + RF50mmやRF35mmの40fps連写だと途中でピント抜けする。
とはいっても、SONYはGMIIレンズであり、R6 IIには同等のRF24-70mmF2.8L IS USMでの比較ではないことと、R6 IIはさらに連写速度が上の40fpsなので仕方ないといえばそうなのかもしれない。
普段30fpsとか40fpsとかの連写が必要な場面がそうそうあるわけではないし、そんな枚数撮ったらあとで見返すのがしんどいだけなので自分の場合は実験的にしかやらないので実害はない。

一番素晴らしいと思ったことは、被写体認識をした後に、どの被写体のどちらの瞳にAFを合わせるかを選択できること。素晴らしい。


5.動画に関して
自分の場合動画はおもにGoproかビデオカメラで撮っており、ミラーレスでは思い出したようにおまけにしか動画は取らないので何とも言えないのですが、動画は4K 60pが素晴らしい画質で撮れる。もちろん被写体認識AFもバリバリ動く。左肩のスイッチ一つで動画と静止画を切り替えられるのもよい。ボディ手振れ補正も効くので多少歩きながらとっても十分ぶれない。


6.現時点での総評
とにかく最先端の異次元オートフォーカス体験ができるカメラである。素晴らしいカメラであることには間違いない。

自分の用途では、子どもたちがランダムに動く様子に向けてシャッターを押すだけで撮れてしまう。

かけがえのない瞬間を撮るための素晴らしいAFだと思うのだが、どこにピントを合わせるかという重要なことまでカメラのAI任せにすることで、カメラに撮らされてる感が出てくるのも事実。

動きものを撮るのにはいいけれど、一人でじっくりと撮るためのカメラとしてはオーバースペックすぎるかもしれない。むしろSuper-Takumarあたりをつけて不便にマニュアルフォーカスで撮るなんて具合がいいかも。

ピントの合った結果が欲しいのか、ピントを合わせる体験をしたいのかなど、何をもって撮影が楽しいかどうかを考えることを試されている気がしている。この辺りはもう少し使いこんでから考えていきたい。

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