SONY α7RIII + Super-Takumar 35mm F3.5@舞岡公園。
しばらく35mmの焦点距離のレンズを使ってみてとても気に入っている。
なんともしっくりくる画角。目の前のものをありのまま撮れる。
開放絞りで目の前の被写体を中心に周りをぼかすもよし。絞って遠景をパンフォーカスにするもよし。
ぐっと一歩前に出るとか一歩下がるとかそういうことをしなくてよいレンズ。気になったものを今いる場所からカメラを構えればそのままのイメージで撮れる画角。それが35mmではなかろうか。
50mmが標準レンズだ、なんて言われているが、50mmはちょっと狭い気がしていた。もう少し気になる被写体に注視して寄り添う感じだ。もちろん大好きな画角だが、人を撮るにはちょっと狭い。撮れるのは1人のみ。コレ1本で出かけたら、だいぶ距離を取らないと家族の記念写真なんかは撮れないだろう。35mmならまだいけそう。
1人を撮るなら85mmのほうが向いている気がする。50mmを横位置で撮るのと85mmを縦位置で撮るのとではだいたい同じような範囲が写せる。さらに、85mmを横位置で撮ればもっと被写体を絞り込める。
ところで35mmも50mmも、大口径標準ズームレンズ(24-70mm F2.8)に含まれている画角だ。
ズームレンズ1本あればそれでもいいし、35mm1本でもなんとかなる。
85mmもその気になれば70mmで代用可能だが、ちょっと物足りない。85mmまで写せる標準ズームレンズもあるが、F5.6とかで暗くなってしまう。85mm F1.4は1本持っておいて損はないだろう。
SigmaにはDG DN 35mm F1.2とDG DN 85mm F1.4というミラーレス専用レンズがあり、これら2本あればほとんど撮りたいものは撮れるだろう。35mm F1.2はとても巨大で重いレンズだが、持つ価値は高そうだ。うーん。やっぱり気になるレンズだ。ズームレンズを置いて単焦点2本で行く、そんな家族旅行にいつかチャレンジしてみたい。