次々と発売されるカメラやレンズを手に入れてしまいたい、という浮かんでは消える煩悩と向き合うためにブログを書いています。
たまに欲望に負けて買ってしまいます。
2024年の目標は、これ以上カメラもレンズも買わないことです。

iPhone XS Max@鶴岡八幡宮

毎年のことだが、今年もあたらしい iPhone が発表された。iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max の3機種が登場し、もう発売開始された。今週にはもう届くとか。

ただ、主な機能追加がカメラ機能と動画機能で、スマートフォンとして基本的な機能の向上バッテリーぐらいしか見られないという、もはやスマートフォンではなくてただただカメラとしての更新なのではと思えるような内容だった。

スマートカメラと化したiPhone 11/11 Proをカメラとして捉えるといちばんの進化はハードウェアとソフトウェア(機械学習)の本格的融合だろう。小さなセンサーでも暗い場所でも綺麗に撮れて、12MPセンサーでも高精細に撮れて、光学ズームがなくても超広角から中望遠まで撮れて、、、あとはファインダー・EVFがないくらいで、これもいずれウェアラブルなメガネで対応するだろう。
残るは超望遠だが、そのうちHuaweiとかSamsungとか対抗して100mm程度の望遠レンズをつけてきて市場にウケたらAppleも載せてくるだろう。そんなことしなくても52mm望遠レンズからDeep Fusion機能で100-200mm相当の超望遠画像も高精細に「作り出す」かもしれない。


その結果ダメージを受けるのは日本のカメラメーカーで、すでにコンデジ市場は壊滅(消滅?)し高級コンパクトというあらたな市場を作ったけれどこちらもカメラの値段が高くなりすぎてマニアの世界になってしまった。一眼レフ・ミラーレス市場も最近はどこもかしこもフルサイズ一辺倒で、レンズも値段がはね上がり、庶民の手には届かない価格になっていった(これはお金持ちになった中国市場のせいだとおもうが)。お手頃なAPS-Cやマイクロフォーサーズは短期ライフサイクル更新にメーカー自身が疲弊して新しさも出せずに頭打ちの状態。この先一体どうなるのか。ビジネスモデル的にはボディとレンズのハードウェアを売り続けるしかないカメラメーカにはもう無理かもしれない。


SONY α5100@鶴岡八幡宮

市場規模と収益構造とビジネスモデルが違うスマートフォンメーカーがソフトウェアとハードウェアのパワーを結集して真面目にカメラ・動画機能を強化しているのに、今後日本のカメラメーカーはどうしていくのか。ほそぼそとプロとマニア向けに売ってくしかないんだろうな。。。

ただ、Appleもわざわざこんなカメラ機能だけUpgradeしたのも他のAndroidスマホメーカーとの競争のためで、ユーザをAndroidに取られないためにやっていることで、止むを得ずカメラ機能をUpgradeしたと思えなくもない。Appleは次世代のカメラを作ったけれど、スマートフォンとしての新しさを打ち出せてないことには変わりはない。

正直いうと、iPhone11、カメラとしては欲しいです。

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