次々と発売されるカメラやレンズを手に入れてしまいたい、という浮かんでは消える煩悩と向き合うためにブログを書いています。
たまに欲望に負けて買ってしまいます。
2024年の目標は、これ以上カメラもレンズも買わないことです。

RICOH GR@LightRoomで35mm相当にトリミング。空気も良くとても晴れていい天気。
繁華街でもなんでもない裏通りであるが、ヘルメットをかぶった男性の手には大きな厳つい亀(?)。
なぜ道路、なぜ亀、なぜヘルメット。ここは中国、まだまだ不可思議なことがたくさんある。
 
PanasonicマイクロフォーサーズGM1Sの妄想を繰り広げているが、PanasonicのGH4、OLYMPUS O-MD E-M1、SONY α7II、FUJIFILM X-T1などなど、ほかのカメラが欲しくないわけではない。できることなら全部使って比べてみたいくらいだ。NikonのD750も気になるし、D5500やDfだって触ってみたい。レンズなら書いて行くときりがないが最近はKOWAのMFTレンズが気になっている。コンパクトデジカメであればLX100、X100T、RX100III、TG-4なんかも使ってみたい。

どうやら機材への欲望というものには際限がないようだ。新しいものを欲するのは、人類に与えられた基本的な苦しみの一つなのではないだろうか。仏教ではこれを煩悩と呼ぶようだ。人間は煩悩に心を奪われてしまうようである。108つの煩悩を持つと言われているが、ここに書いただけでも数えたら13個もあるではないか。このままでは108つと限りのある煩悩(?)がカメラのことだけで埋め尽くされてしまう。

では、煩悩に対処するには、どうすればよいのか。つぎつぎうかんでくる煩悩を消し去るのはむずかしい。なにせ108つもあるのでそれらを一つ一つ消していくのは現実的ではない。では、煩悩の中身をすり替える方法というのはどうだろうか。カメラ機材の煩悩が自分に生まれたのもここ数年の話であって、以前はカメラの機材が欲しいという煩悩は持っていなかった。したがって、煩悩はすり替わるはずだ。自分のカメラ煩悩以前を振り返ると、今のカメラ煩悩はよっぽど健全である。そうここは上海。一歩道を踏み外せばなんでも手に入る煩悩/欲望の渦の中心でもあるので、「毎日カメラの妄想をして済んでいる」という考え方もできなくもない。

さて、その煩悩は意識的にすり替え可能であろうか。煩悩の発するエネルギーには、ものすごい勢いがある。煩悩にハマった事象に対しては、寝食を忘れて何時間でも何回でも継続することが可能である。恐ろしい。この煩悩エネルギーを利用しない手はない。

仮に煩悩を意識的にすり替える方法があるとするとどのようなものだろうか。おそらく、煩悩化するにはまず最初は意識的に始めるしかないだろう。それが快楽をもたらした時に煩悩化のチャンスが訪れる。苦手な掃除などもやってみたら意外と楽しくなってしまう、あれである。嫌いな掃除も始めてみると、どんどん片付いていくことで、気持ちが良くなる。気持ちが良くなると脳が快楽を覚えるのではないか。つまり、煩悩=「気持ちが良くなる」「快楽」になることである。おそらく煩悩状態のときには脳内麻薬がバンバン分泌されているのだろう。

よい写真を撮ること、よい写真が撮れるように努力することが煩悩化すれば、寝食を忘れてよい写真を撮る工夫をし続けるであろう。そのために何をすればよいか。それにはやはり、バンバン写真を撮るしかなさそうだ。

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