次々と発売されるカメラやレンズを手に入れてしまいたい、という浮かんでは消える煩悩と向き合うためにブログを書いています。
たまに欲望に負けて買ってしまいます。
2024年の目標は、これ以上カメラもレンズも買わないことです。
  

iPhone vs GR という対決姿勢だと、そりゃあiPhoneよりGRがいいよ、となってしまうのだが、ここに一眼レフやその他のカメラが入ってくるとどうだろう。最初から撮りたいと思っていれば一眼レフを持っていくだろう。自分にとってのGRは、写真を撮ることを期待していなかった状況でシャッターチャンスがやってきたときに取り出す、iPhoneで撮るよりかはデジカメで撮った方が良かろう、というピンチヒッター的な存在である。

では、本当にGRのほうがiPhoneよりもいいのか?GRはスナップ撮影に向いていると言われているが、コンパクトであるならiPhoneでもいいんじゃないか?という思いを持ちながらしばらく撮り比べて歩いてみた。

結果としては、「撮る」と明確に意識して歩いている時には、GRはとにかく素早く撮れる。一方、iPhoneでは何歩か遅れてしまう。GRは、「撮るぞ」と意識してから写真が「撮れる」までの操作が自然で迷う必要がないのだ。

GRのそれを支えるのは、グリップの良さ、軽さ、起動してから写真を撮れるまでの速さ、片手でも写せる操作性と安定性などなどであり、今更ながら「よくできてるな」と感服してしまった。

一方で、iPhoneの場合は、グリップのしにくさ、起動してから写真を撮れる状態になるまでの時間、両手で持ってピントを合わせて押すまでの操作の流れを考えると、デジタルカメラGRの方に分がある。特に致命的な欠点は、撮ろうと思ってiPhoneを取り出してから写真が撮れる状態になるまでに、起動できるまで目線を被写体から外し、真っ黒の液晶画面をしばらく見つめる必要がある。GRはこれが不要。被写体を見てカメラを起動してから液晶に映るまでのロスがない。一度手に持てば、電源を入れるところから撮れる状態になるとわかるまで機体を見ないでも操作できる。

じゃあ、肝心の写りはどうかというと、iPhoneも細かいところに目をつぶればまあまあいいんじゃない?という感じではある。当然GRの方が色は豊かで繊細な描写ではあるものの、iPhoneだって何が写っているかぐらいはわかる。高感度で撮った写真をクロスプロセスやモノクロなどに加工してしまうのであれば、iPhoneとGRの区別はますます無くなっていくのではなかろうか? 

結論としては、撮りたい、と思っていなかった状況で撮れるチャンスがあるときに控えとして持っておくと、iPhoneで撮るよりも満足する写真を撮ることができるのがGRであり、持ってなくてもiPhoneがあれあばいいし、GRを持っていたらなおさら嬉しいな、という感じ。

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