次々と発売されるカメラやレンズを手に入れてしまいたい、という浮かんでは消える煩悩と向き合うためにブログを書いています。
たまに欲望に負けて買ってしまいます。
2024年の目標は、これ以上カメラもレンズも買わないことです。

今日から嫁さんと息子さんが一時帰国しているため、しばらく独身生活を送ることに。居たらいたで大暴れして騒がしい息子も、誰もいなくてさすがにこうも静かだと妙に寂しいです。 しかし、鬼の居ぬ間になんとやら。やりたかったことを今週は済ませておくつもりです。

ここはなんといっても上海、毎日飲み三昧、カラオケ三昧、ラーメン三昧、、、なんでもできる街。。。でもやりたいのは、やはり、カメラ&撮影三昧の日々。

さて、家族を送り出した後に、まずはぜひやりたい浦東&外灘の夜景撮りのロケハン下見にでも行くかなと思いましたが雨が降っていたので、別の場所に下見に行ってきました。上海カメラマニアの巣窟、「星光撮影器材城」。上海のカメラ機材といえばここ、という噂に違わぬ凄さでした。

うまくレポートできないのがもどかしいですが、数え切れないくらいの店舗の数、広さ、品揃え。ここにはなんでも売ってるといっても過言ではないと思います。日本で売っている普通の機材も大抵手に入ります。D750の実機も触れます。

値札が書いていないお店が多く、値段を聞かなければいくらなのかわかりませんが、店員に聞けばすぐに教えてくれます。さすがプロ、全部丸暗記しているようです。幾つか値段を確認したところ、自分の欲しいものだけですが、X100S、シグマの50mmF1.4も35mmF1.4も価格.comの最安値と同程度です。きっと、値段交渉の余地もあるでしょう。

変わったものもいっぱい売っています。Otus1.4/85(28000元)やOtus1.4/55(23500元)の在庫もあり、展示会でしか見たことがないシグマのどでかい大砲レンズ200-500mmも普通に売っています。seagullにminox。フィルムも1本17元の見たことのないものから、フジやコダックのフィルムまで手に入ります。三脚にフィルタ、カバン、雑誌、プロ用ストロボやカーテンもあれば、動画用のスタビライザー類やクレーン機材、撮影スタジオとコスプレ衣装、メイク室に撮影教室までなんでもそろっています。正直、羨ましい限りです。

さらに「二手」と呼ばれるB区の中古市場はもっとカオスなお宝が満載でした。金色のニコンFA、豪華な箱入りのコンタックス、たくさんのローライフレックスやそれによく似た中華版の二眼カメラ、ハッセルブラッド、ライカ、マミヤ、そして大判の蛇腹カメラたち、そしてヤフオクではよく見かけるが店舗ではあまり見かけない珍しい高価なレンズたち。中古品は値段はそんなに安くないような気もしますし、保存状態も一体どうなっているか想像もつきませんが、お宝満載で楽しめることは間違いないです。「二手」ビルのエリアのお店は少し薄暗く、足を踏み入れにくい雰囲気を醸し出していましたが、おすすめは、丁寧に製品名と値段が表示してあるPOP-CAMERAというお店です。

平日の夕方だったので、ほとんど客がいないせいか、店舗にはいる前から店員に声をかけられます。しばらくしてわかったのですが、多分「看一下(ちょっと見てって)」と言っているのでしょう。中国人からみると僕は中国人と思う風貌らしく、その後店に入って見ていると中国語でいろいろと捲くしたくられます。何も返さないのも失礼と思い、最初は下手くそな中国語でわざわざ「我不説中文」とか「我是日本人」とか言っていたら、いちいち英語が話せる人がやってきたりしてよけい面倒なことになりました。結局、何か言われたら「看看(みてるだけ、カンカン)」と言えばいいことがわかり、なんとか対応できました。多くの日本人は中国人から見ると区別がつかないのかも知れませんし、僕だけ日本人に見えないのかもしれません。「日本人と思わなかった、中国人と顔は一緒だね」というようなことを言われる始末でしたこんちきしょー。

さて本日の戦利品です。

学研が出しているカメラ雑誌CAPAの中国語版です。二冊で40元、約700円です。中身は、ほぼ80%以上が日本の記事の中国語版と思って良いと思います。良く見る日本人写真家の写真もたくさん載っていました。実際には、中国のカメラ状況や中国人写真家、中国ローカル写真についてもっと見てみたかったので、次に出かけた時には別のローカル誌を物色してみようと思います。

最後に、上海出張ついでに星光撮影器材城寄ってみたい、あわよくば買ってみたい人向けに中国人店員の対処方法をまとめておきます。
1.まず、店に入って何か言われたら「看看(カンカン)」 といえば大丈夫です。大抵、笑顔ですぐに離れてくれます。
2.欲しいものの値段が知りたいときは、電卓を差し出し、品物を指差して値段を打ち込んでもらいましょう。実際の電卓がベターですが、携帯アプリでも良いと思います。英語が話せる店員がいることもあるので、恐れずにハウマッチ?と言ってみるのも良いでしょう。
下手に「多少銭(いくら?ドーシャオチェン)」というと、地方から来た訛りのある中国人と思われてしまう恐れがあります。そのあとは中国語で「ウーチェンバー」とか言われて結局何を言っているのか聞き取れず困ってしまうので、電卓を差し出して数字で会話/あわよくば値段交渉するのがより確実と思います。
3.品物を購入したい人は、、、自分はまだ買ったことがないので、勇気を出して買ってみてください。自分がX100Tを買うときには、わざわざ日本で買うのではなくここで買ってもいいかなと思いました。おそらく中国語版ですが。
4.店を出るときには謝謝とか言っておくと、次回来た時に対応が良くなるでしょう。

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