次々と発売されるカメラやレンズを手に入れてしまいたい、という浮かんでは消える煩悩と向き合うためにブログを書いています。
たまに欲望に負けて買ってしまいます。
なお、買うときはつべこべ言わず買います。
焦点距離50mmの単焦点レンズは、標準レンズと言われている。
人の目で見たときと同じように見えるためだそうだ。

フイルム一眼レフやフルサイズでは正しく50mmとなり標準レンズとなるが、センサーサイズの一回り小さいAPS-Cサイズやマイクロフォーサーズでは、画角が1.5~2倍になってしまう。そのため、75mmや100mmの中望遠レンズとなる。

50mmレンズの設計は大昔からあまり進化がないそうで、明るいレンズでも比較的お値打ちな価格で手に入れることができる。

いまではデジカメのキットレンズとしてついてくるのは標準ズームと呼ばれるレンズで、35mm換算で24/28mm程度から85/100mm程度までをカバーするようなレンズがついてくるが、昔は50mm単焦点レンズがついてきたそうだ。

そのため、たくさんのレンズが世の中に出回っていて、Yahoo!オークション等で50mmというキーワードで検索すると、50mmの単焦点レンズがゴロゴロと転がっていることが分かる。PENTAXのM42レンズとして代表的なSuper-Takumar、Super-Multi-Coated-TAKUMAR銘のレンズは、状態にも依るが運が良ければ1000円〜3000円で入手可能だ。なお、PENTAXの標準レンズには、一段暗めのシリーズのレンズもあり、一回り高くて明るいF1.4よりも、安価で暗めのレンズのほうが写りがよいと一部で評判だったりするそうだ。

そんな標準レンズたちは、気がついたらあっという間に増殖してしまう。

50mmや55mm近辺のレンズが大量に集まってしまったため、撮り比べをしてみた。
機材はPENTAX K-r。換算画角は、約75mm~85mmだ。 
今回は、M42レンズ9本を撮り比べた。

■ [No.1] Super-Takumar 50mm F1.4
50mm_01
父親から譲り受けた(正確には借りている)
M42マウントレンズ。PENTAX SPの標準レンズ。初期型のため、アトムレンズではない。長谷川工作所にてPENTAX SPをオーバーホールした際に、清掃してもらった。
PEN E-P3用にマウントアダプタを買い、福島県いわき市まで連れて行った。 

50mm_02
なかなか柔らかい綺麗なボケだと思う。

 ■ [No.2] SMC Takumar 50mm F1.4
50mm_03
SMC銘の
M42マウントレンズ。
SMC TAKUMARと言ったときには、二種類あることに注意する必要がある。
Super-Multi-Coated TAKUMARと、SMC TAKUMARは別物のレンズだ。両者は外観が全然異なる。Super-Multi-Coated TAKUMARは、よりSuper-Takumarと似た外観をしているが、より艶やかな黒を帯びたレンズだ。こちらはSMC型。上記のSuper-Takumarとは、絞り羽根の枚数が違うそうだ。

50mm_04
 とは言え、見た目に違いが分からない・・・。レンズは若干黄色味がかっているので、多少の希土類が使われているのかもしれない。雑なレンズ知識ですいません。

 ■ [No.3,4] Super-Takumar 55mm F1.8(I型、II型)
50mm_11
PENTAX SP用の標準M42レンズ。50mm F1.4と55mm F1.8があり、こちらの方が当時の値段で一万円ほど安価だったらしい。現在の価値に換算すると8~10万円ほどの差だそうだ。
なぜか2本ある。沼にハマって行くと、そういうこともある。モノクロ撮影に使うと、ライカのような写りになるらしいと、ものの本には書かれている。 

50mm_12
この2本、MAN-AUTOの切り替えの文字が違う。Mのほうが初期型のようだ。ほかに、細部の違いでは、絞りが可能なF値の刻みが異なる。I型とII型と言うらしい。偶然そろってしまった。Super-Takumarレンズは、すこしずつバージョン違いのものがあるようだ。

50mm_13
I型の写真。

50mm_15
II型の写真。
正直なところ、違いはなさそうな気がするが、若干色が違うような気がしないでもないがホワイトバランスオートのせいだろう。雑な比較ですいません。

 ■ [No.5] Super-Multi-Coated TAKUMAR 55mm F1.8
50mm_16
上記のSuper-Takumar 55mm F1.8の改良型M42レンズ。コーティングが違うそうだ。55mmなので、APS-CのK-rでは約85mmとなり、ポートレートレンズに定番の画角になると言える。

50mm_17
とは言え、正直な所全く違いが分からなかった。それにしても、古くてお手頃なレンズでもよくまあ写るもんだ。

 ■ [No.6] Auto-Takumar 55mm F2
50mm_18
Super-Takumar よりも古いM42レンズ。オートの意味は、絞りレバーを引いておくことで開放でピント合わせをして、シャッター切ったときに絞りがオートで行なわれるからだ。マウントアダプタ経由ではこのレバーがくせ者で、いくら絞っても絞れなくなったり、レンズを取り外すときにうまく取り外せなくなったりする。F1.8のものもあるようで、そちらはSuper-Takumar 55mm F1.8からPENTAX-M 50mm F1.7、PENTAX-FA 50mm F1.7に至るまで受け継がれて行った伝統の標準レンズ系のようだ。

50mm_19
F2だからなのか、レンズが違うからなのか、幾分シャープな気がする。あまり違いが無いため、比較にならない。被写体選びが重要だと痛感。


 ■ [No.7] Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZS
50mm_05
2006年発売の、Carl Zeissブランドのコシナ製
M42マウントレンズ。カールツアイスと言ったらどこかで聞いたことのある何かすごそうな響きなのだが、カメラの世界に足を踏み入れたのがなにぶんつい最近なモノで、よく知りません。
いろいろな国やメーカーにライセンスされているのをみると、どことなくその昔は栄華を誇った一族が、戦に敗れて流浪の旅を続けているという印象があります。T*はコーティングの種類のことだそうです。
 
50mm_06
50mm F1.4の上の2つと比べると、白い造花の花びらがより柔らかい印象を受けます。

■ [No.8] Carl Zeiss Jena Tessar T 2.8/50
50mm_07
プラナーがガウス型なら、このテッサーは当然テッサー型の
M42マウントレンズ。といっても違いはよく分かりません。東ドイツで作られたレンズそうです。初めてYahoo!オークションでおそるおそる落札したレンズ。もともとモノクロフイルムしか無かった頃に作られたレンズだと思うのですが、カラーやデジカメでもそれとなく行けます。コントラストが高いということだそうで、モノクロで試したい一本です。

50mm_08
F2.8が開放なので、当然F1.4よりはボケが少なくなる。F2.8でもこれぐらいはボケるのか。

■ [No.9] MULTI COATING PENTACON auto 1.8/50
50mm_09
M42レンズの最後は、こちらも東ドイツで作られていたレンズ。国立のカメラ工場があるだなんて、ある意味羨ましいような選択肢が無くて羨ましくないような。割とお値打ちです。

50mm_10
F1.8のため、F1.4のモノと比べると若干ボケが小さいです。ところで、写りを比べたかったら同じF値で比べないとあまり意味が無いですね。今更ながら理解できて来ました。

次回は、屋外でF値をあわせて試してみます。しかし、10本も持って行けるかどうか。
それぞれのレンズで一番いい写りというのを見つけたいです。

Add Comments

名前
 
  絵文字
 
 
最新コメント
カテゴリ
記事検索
月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ