次々と発売されるカメラやレンズを手に入れてしまいたい、という浮かんでは消える煩悩と向き合うためにブログを書いています。
たまに欲望に負けて買ってしまいます。
2024年の目標は、これ以上カメラもレンズも買わないことです。
PC282398
PENTAX SPやα5000に影響されて、フィルムカメラが欲しくなって買った一台。
ヤフオクで3000円弱だった。

PENはハーフサイズカメラというタイプで、36枚撮りのフィルムだと72枚撮影できる。PEN Dにはいくつか種類があり、これは、初代のPEN D。F.ZUIKO 32mm F1.9というレンズだ。35mm換算だと50mm相当になるらしい。F1.9の明るいレンズだが、シャッタスピードが1/500sからなので、開放で使えるチャンスは少ない。このPEN D、小振りなようでかなり重い。ずしりとくるその重量感は、PEN E-P3と通じるものがある。 

36枚撮りフィルムで72枚撮れるというのはお得なようでちょっとくせ者だ。その理由は、いつまでたっても撮り終わらないことだ。デジカメであれば、一日数百枚撮影することは可能だが、このカメラの場合フルマニュアルのため撮影に時間がかかる。

次の手順で撮影する。
1.フィルムを巻き上げる
2.露出を計る(上部にあるセレン計を見る)。EV値を読み取る。
3.読み取ったEV値からシャッター速度と絞りを決定する。
4.ピントを合わせたい対象物との距離を測ってあわせる(目測)

デジカメだと、この一連の操作がシャッターを押すだけで可能だ。一方PEN Dで撮るとたいてい、露出合わせを忘れるか、ピント合わせを忘れてしまい、失敗写真を量産する。ピント合わせも目測式なので、ジャスピンになるのはむずかしい。 さらに、露出計があっているのかどうかがはなはだ疑問のため、iPhoneの露出計アプリであわせた方が無難だ。

ただ、撮影が難しいおかげで絞りの意味や、絞りとシャッター速度の関係、そして露出の意味を覚えることができる。PEN E-P3でも今まではiAutoやARTモードばかり使っていたが、PEN Dを使ってからはA(絞り優先)モードやS(シャッター速度優先)モードを使えるようになった。

さて、先日やらかしたミスがある。50枚くらい撮ったところでシャッターが切れなくなってしまった。いよいよ壊れたかと思い、仕方なくフィルムを巻き取り現像に出した。すると、現像所からあった連絡では、一枚も写っておらず、一枚目が多重露光になっていたとのこと。つまり、フィルムが正しく装填されていなかったのだった。MXでもやらかしたポカミスだ。

壊れたかと思ってヒヤヒヤしたが、今は正しくフィルムを装填してある。正月休みには、舞岡公園にこのカメラ一本を持って出かけてみたい。

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